容量・電圧変更可能型 リチウムイオン電池パック
3kWhの電池パックを組み合わせることにより欲しい電圧・容量が得られる容量・電圧変更可能型リチウムイオン電池パックです。
セルはCATL社の信頼性の高いリチウムイオンバッテリーを採用
バッテリーセルはトップクラスのシェアを誇り、信頼性も高いCATL社のセルを採用。単セルにヒートパイプを装着することにより、熱管理に優れ効率的な長寿命化電池パックが誕生しました。
UHTCとは
UHTCとは、国際特許技術でもあるマイクロヒートパイプアレイ(ボーイエナジー社)を加工使用した新しい熱伝導技術です。様々な分野での応用・転換の可能性を秘めています。
※UHTCの紹介動画はこちら
PE-LI30120-1 電池パックの特徴
- 1.高い安全性等と信頼性
- A.熱暴走の抑制:コアの局所的な発熱は、マイクロヒートパイプアレイを介して電池パックの熱処理部に瞬時に排出させることができ、電池の熱暴走を大幅に抑制します。
- B.高温熱放散:周囲温度(使用環境)が高い場合、または放電率(電流)が大きすぎると、電池は高温状態となります。この熱はマイクロヒートパイプアレイを介して電池パッケージの熱処理部(外部放熱フィン、水冷プレート等)に伝達され、空冷または水冷によって効率的に排出されます。これにより電池の内部温度を適切な範囲内に保つことが可能となります。
- C.低温予熱:非常に低温の場合、マイクロヒートパイプアレイを介して電池を均一に予熱し、電池にとっての最適な温度(充電環境)を保証します。
- D.小容積:マイクロヒートパイプを使用した電池パックと同等かそれに相当する熱管理を行おうとする場合、電池間に空間か熱処理装置を施す必要があり電池パックの容積が大きくなります。高性能とコンパクトの両立を可能としました。
- 2.電池寿命:
弊社の温度管理技術を搭載した電池パックは、15,000サイクルの充放電が保証されています。 - 3.保護レベルはIP55~67のバリエーションを揃え様々な設置環境に対応しています。
- 4.他社製品と比べ、さらに高度な急速充電。高速放電に適しています。
- 5.小容量、30kg台の電池パックは設置性、時には運搬性に優れ多種多様な使用ニーズに対応が可能です。※縦3段積設置が可能
- 6.対応可能な用途
- A.太陽光発電システム用
- B.電力ピーク(デマンド)の抑制
- C.電池パックの連結による大電力システムの構築
- 7.メンテナンス(耐久性)
- A.加熱システムは外部に装着してあるので、電池パックを分解することなく交換が可能。
- B.主要部分であるマイクロヒートパイプの耐久性(寿命)は50年以上ですので安心して使用することができます。
リチウムイオン電池パックの製品仕様

PE-LI30120-1
電池容量 | 3072Wh(3.072kwh) |
公称容量 | 120Ah |
公称電圧 | 25.6V(3.2V単電池×8個直列) |
使用電圧範囲 | 20V~29.2V |
自己放電率 | 3.5/月 |
電池放熱方式 | UHTCによる放熱 |
モジュール加熱方法 | PI冷却(加熱)方式 |
防塵・防水等級 | IP55 |
寸法 | W455×D252×H339mm |
質量 | 約38kg |
製品の細かい仕様・性能等は担当者まで問い合わせください。
製品の性能向上の為、予告なく仕様を変更する場合があります。

LFP-120Ah(使用セル)
電池容量 | 120Ah |
公称電圧 | 3.2V |
エネルギー密度 | 138Wh/kg(重量),286Wh/L(退席) |
自己放電 | 3%以下 |
最大連続充放電電流 | 25℃ 1C/1C |
充電 | 240A |
放電 | 360A |
サイクル寿命 | 3200回 |
使用温度範囲 | -30~55℃ |
保管温度範囲 | -30~50℃ |
推奨温度範囲 | 0~40℃ |
寸法 | W200×D39×H172mm 1342㎠ |
質量 | 2.78kg |
製品の細かい仕様・性能等は担当者まで問い合わせください。
製品の性能向上の為、予告なく仕様を変更する場合があります。